哲学の小径

疎水沿いの桜並木

 祇園でフィルムを大量に消費したので、途中河原町三条のムツミ堂に寄ってベルビアを補充して東山の南禅寺に向かいます。南禅寺に入る前に哲学の小径に立ち寄りました。元々は哲学者西田幾太郎らの京都学派の散策路としてこの名前がついたそうですが、今や観光客の散策コースや関西の若者のデートコースと化しています。

 南禅寺

駐車場の枝垂れ桜

 南禅寺は久しぶりですが、参道𦚰の大きな桜にびっくりしました。駐車場のど真ん中に立派な枝垂れ桜の大木がでんと構えています。

駐車場の枝垂れ桜 堂々とした枝ぶり すばらしい桜の密度

 この桜を順光、逆光と、回りからいろいろな角度で撮ってみました。私のカメラのファインダーはピントがわかりやすくないので、凝った撮影をしようとするとα-9があったらいいなとちょっぴり思います。それとリバーサルフィルムは露出がシビアです。良いと思った構図でも露出不足で色が出なかったりして、なかなかうまくいきません。

木漏れ日に光る桜 桜の花が透過光に照らされて輝く
手前の花をピンクにぼかす 今が満開の花盛り

三門越しに桜を望む
三門をバックにクローズアップ

 南禅寺境内にも三門の回りに桜がかたまっていて、境内をバックにいろいろ撮りました。三門が大きすぎるので全景を撮るのはあきらめて、代わりに三門を額縁に見立てて撮ってみました。この三門は歌舞伎で石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな。」という名セリフを廻す場所だが、五右衛門の時代には焼失していて、実際には登っていないようだ。

三門をバックにクローズアップ 松の緑をバックにした桜 木によってはつぼみも目立つ

 あと、南禅寺と言えば蹴上げに通じる疎水のアーチが日本離れした景観でとても好きな場所です。近づいて見ると張り付いている雑草やコケが長い年月を越えた風格を感じさせてくれます。

長い年月を経た水路閣の風格 木の葉が爽やかな風に揺れる

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