サンポール・ド・ヴァン(ST.PAUL)
山上の要塞都市。中世に芸術家達を閉じ込める目的で造られた城壁が周りを取り囲む。シャガールの眠る墓もここにある。
城壁の上から住宅街を望む。建物の外壁、屋根はデザインの規制がされている。 石を固めた外壁は風雨にさらされた面が洗われて、石が露出してきている。 狭い石畳の両側に住宅が密集している。現在は一階部分は観光客相手のアートショップが並んでいる。
南仏の戸建住宅。白壁に日時計、小鳥の人形をあしらって、街並に楽しさを提供してくれている。 白く塗ったレンガ積みの外壁、オレンジ色の緩勾配屋根、青空に一直線に伸びた糸杉が南仏らしさをかきたてる。 石畳の狭い通りに面した建物はアイビーにより壁面を覆い、スペースを必要としない「緑花」が行われている。
ミロ展の開催ポスター。とても充実した内容で、リゾート地でありながら文化のレベルの高さには驚かされた。 ミロ展を催していたマーグ財団美術館は緑深い環境の中に、彫刻やシャガールの壁画などがさり気なく配置されている。
ニース(NICE)
コート・ダジュールの首都。人工的に造られた砂利のビーチ、遊歩道(プロムナード・ザングレ)、大規模なイタリアンゴシック建築が目を奪う。 海岸を望む市の中心にあるマセナ広場は、ヤシの緑に囲まれた広大な公園である。 ニースからカンヌにかけての海岸線にはリゾート用のマンション、ヨットハーバーが並ぶ。
ポールグリモ(PORT GRIMAUD)
1965年、建築家フランソワ・スポーリーにより計画的に造られたリゾート地。全戸にヨット係留権付。自分の庭から地中海へ直接クルージングができる。現在第三期計画中だが、過去2回は設計段階で完売する程の人気である。 建物の周りに運河網をはりめぐらせ海上のアクセスを取り、陸上のアクセスは車で行えるように計画されている。 人工地盤の上にも豊富な植栽を施している。