ワイナピチュ登山
今回の旅行の目玉はワイナピチュ登山。ワイナピチュ入山のチケットはツアーとは別に日本から個人でネット予約した。 早朝の出発に備えて4時にモーニングコールを頼む。 5時に朝食を摂り、5時半にマチュピチュ遺跡行きのバス乗り場へ出発したが、バス待ちの長い行列にびっくり。100mほどの行列に並び、30分ほど待ってようやく乗車できた。それでもマチュピチュ遺跡には6時40分過ぎに入場できて、ワイナピチュ入り口に7時ジャストに到着。周囲の山には白い雲、ワイナピチュにも白くガスがかかっていて神秘的だ。工場エリアまで来ても、すぐ前にあるはずのワイナピチュはガスで隠れたままだ。
ワイナピチュ登山口でチケット確認。全体では200人の中で、先頭から25番と良いポジションを獲得 して登山開始。 登り始めはまだ霧がかかっていたがだんだん晴れてきた。西側の日陰側を登るので暑さはマシだが、ものすごい急勾配。ロープにつかまって登る急坂もある。晴れていたので危険を感じることはなかったが、雨で滑りやすくなるとかなり緊張するだろう。
ワイナピチュの頂上の手前には見晴台が数か所あって、その都度マチュピチュ遺跡をバックに記念撮影。
雲が晴れて、マチュピチュの全景がくっきりと姿を現してきた。
登り道と降り道が分かれて一方通行になると山頂はもうすぐだ。ただ、登り道は頂上直下の岩場にトンネルがあり、サイズの大きな人は通れないかもという思いがけないトラップが最後にあるのでご用心。
見晴らし台でゆっくり撮影していたので、登山口から1時間半というのんびりペースで頂上に到達。頂上からの絶景はまさに期待通り。いや、晴天もあって期待以上だった! マチュピチュ遺跡とジグザグのハイラム・ビンガム道路が見渡せる。ワイナピチュ山頂からはマチュピチュ遺跡がコンドルの形に見えると言われているそうだが、コンドルに見えるかどうかは想像力が必要だ。 山頂の岩場に座って360度の絶景を満喫した。
山頂の景色を30分ほど楽しんでから下山開始。降りの一方通行は南西側のワイナピチュ山頂の遺跡を通る道だったが、踏み外すと眼下に見えるウルバンバ川まで転落しそうな急階段だ。一歩ずつ慎重に降りて全員無事生還。
ワイナピチュの登山口に戻り、出口で下山のチェックをして一休み。3時間のエキサイティングな冒険の満足感に浸った。
登山口からはワイナピチュの山頂や見晴台に立っている人が見える。
その後は昨日と同じように東側のコンドルの神殿を通って戻る。
出口に向かう前に、最後にマチュピチュ山や見張り小屋、段々畑、穀物倉庫、ワイナピチュの光景をしっかり目に焼き付けて、マチュピチュ遺跡を後にした。
マチュピチュ~クスコ
マチュピチュ村に降りて、レストラン TOTO'S HOUSE でランチ。ワイナピチュ登頂後のクスケーニャビールは最高だ。 その後はペルーレイルの展望列車でオリャンタイタンボまで戻る。展望列車では乗務員が仮面をつけたショーマンに扮し虎の踊りを披露し、アルパカのファッションショーで盛り上がった。車窓からは綺麗な雪山も望むことができた。
クスコ
オリャンタイタンボからバスでクスコに戻り、午後5時過ぎにアルマス広場近くのアランワ・クスコホテルにチェックイン。3400mの高地対策として客室に酸素供給装置が備えられているホテルだ。
夕暮のアルマス広場に繰り出す。広場のライトアップが周囲の街の灯りと相まってとても綺麗だ。 ガイドの案内で、アルパカ製品のお店や12角の石を散策した。 12角の石の通りもライトアップされていて、グラディエーターが立っていた。
夕食後に夜景を楽しむために、もう一度外に出て12角の石まで散策した。 アルマス広場には標高3,400 m(11,156 Ft.)の世界最高地点にあるアイリッシュバーとしてギネス登録されている Paddy's Irish Pub があったが、お腹がいっぱいだったのと高山病を心配してパスしてしまったのが悔やまれる。