ブエノスアイレス
今日から南米旅行の後半がスタート。ペルー観光までで日本に帰国するメンバーとクスコのホテルでお別れして、クスコ空港からリマ経由でアルゼンチンのブエノスアイレスに向かう。
途中のリマ空港でツアーメンバーの二人が空港のラウンジでゆっくりし過ぎて飛行機に乗り遅れるハプニングが発生。幸い次の夜便に乗ることができて、翌日の朝にブエノスアイレスのホテルで無事合流した。
ブエノスアイレスは南米のパリといわれる大都会。側道まで含めて16車線の7月9日大通りが街の真ん中を走り、再開発された運河沿いの赤レンガ倉庫街が街の魅力を高めている。 二回目の東京オリンピック招致を決定した2013年のIOC総会の会場となったヒルトンホテルが運河沿いに建っていて、そのときに日本代表団が泊まったのが私達の宿泊しているエンペラドールだ。
ブエノスアイレスの現地ガイドは大野るみさん、日系二世。
レコレータ公園から観光開始。公園には巨大なゴムの木があった。ゴムの木を担いでいるオブジェに習って、私達もゴムの木を担いで記念撮影。
レコレータ墓地はアルゼンチンの歴史上の人物や有名人が埋葬されている格式高い墓地で、世界一美しい墓地と呼ばれている。
埋葬されている中で一番有名なのは、アルゼンチンの”聖母”と呼ばれるファーストレディー「エヴァ・ペロン」、通称エビータで、エビータのお墓には白と赤の花が供えられていた。
大通りに出ると酔っ払いの木と呼ばれるとっくり状のメタボなお腹のような幹の木が植えられている。
7月9日大通りに面したコロンシアター(オペラ座)を皮切りに、5月広場のピンクハウス(大統領府)~メトロポリタン大聖堂と観光。
メトロポリタン大聖堂はカトリック教会っぽくなく、劇場のような外観。衛兵が直立不動で立っていて写真撮影が自由なので、勝手に横に立ってツーショットが可能だった。
ボカ地区に移動してタンゴ発祥の地を観光。近くにはマラドーナの所属していたボカ・ジュニアーズのサッカースタジアムもある。 カミニートでバスを降りて散策。入口の建物ではエビータ、マラドーナ、タンゴ歌手の人形がバルコニーから顔を出している。 カミニートは原色の建物と石畳の通りが特徴的な街だ。レストランの前ではタンゴダンサーが踊っている。広場に面した建物の前でタンゴダンサーのモデルが一緒に写真撮影してくれた。 ここのお土産物店で手に入れたカラフルな壁掛け時計を今もリビングに飾っている。
観光後は運河沿いのレストランでランチ。プエルト・マデーロと呼ばれるこのエリアは、もとはラプラタ川沿いに並ぶ煉瓦造りの倉庫群だったが、外観をそのままに内部を改装し、おしゃれなオフィスやカフェテリア、高級レストラン街となった。ラ・ムヘール橋越しの運河の向かい側にヒルトンホテルが見えている。アサード(ブロックの焼肉)とソーセージにMALBECワインが美味しい!バスの帰り際に大学生の一団が日本人観光者と分かったのか、みんなで手を振ってくれた。
午後は歩行者天国のウインドーショッピングを楽しんだ。ブエノスアイレスは車の排ガス削減策として市中心部の道路を歩行者天国にしている。ホテルからも近いフロリダ通りは最初に歩行者天国になった通りで、道の左右には革製品、銀細工、雑貨、お菓子など、さまざまな店舗が軒を連ねている。
夜はアルゼンチンタンゴショーに出かけた。煌びやかな劇場の壁にはタンゴのレコード等が天井近くまで展示されていて、エビータの肖像画も飾られていた。ショーの舞台ではキレキレのダンス。昨日まで滞在した高地のクスコではとても考えられない動きだ。ショーの終わりに大人の見どころがあったようだが、眠気に負けて見逃してしまった。