イタリア8日目
ホテル1階の大運河に面したレストランで朝食。快晴で乾燥していて、ネットの一部で書かれていたような異臭は感じられない。 ホテルの朝食のメニューに値段が50ユーロと書いてある。 普通のバイキングなのに、この時の交換レートで7,500円。料金の半分は、大運河にせり出したこのテラス席のロケーションの場所代だと思う。
ベニス
ゴンドラ運河めぐり
ゴンドラツアーの乗船の抽選で、アコーディオン弾きと歌手の乗り込む船
を引き当てる。ベニスは部屋もゴンドラもとても巡り合わせが良かった。
大運河まで往復の間、ベサメムーチョ、エーデルワイスなど、おじさんの歌を堪能。
サンマルコ広場、寺院
サンマルコ広場には鳩の群れが住み着いている。~1ユーロで餌を売っているせいもある。
サンマルコ広場ではイベントの準備らしく、たくさんのイスとステージを設営中。サンマルコ寺院は金のモザイク画をあしらった白亜の建築で往時の経済力、権勢がしのばれる。
ドゥカーレ宮殿、ため息の橋
ラピスラズリの青と金箔24金の印象が鮮やかな豪華な内装。
特に天井画の金箔貼りが他にはない贅沢さ。
奥行54m、幅25m、高さ15.4mのワンルーム「大議会の間」がダイナミック。
天井は裏から梁で吊っているそうだ。
正面の壁には世界最大の油絵と言われるティントレットの「天国」がある。
一枚もので面積はなんと140平方メートル(7m×20m)。
牢獄と宮殿が隣り合わせなのがなんとも不思議だ。
サンマルコ広場に戻ると、海水が噴き出してきている(広場は海抜数十センチとか)。
サンマルコ寺院にも脇の入口からしか入れなくなっている。
ムラーノ・グラスのガラス細工店でリビングのニッチ用に花瓶を買う。
ワイングラスより毎日目にすると思って花瓶にした。
自由行動になったので一旦買い物を部屋に置きに帰る。
サンマルコ広場にはどんどん海水が入ってきていて、通路が水浸しになっている。
サンダルの女性陣は足が濡れてしまった。
ベニス街歩き
トラゲットでホテル横から大運河の対岸に渡る。 サンタマリア・デッラ・サルーテ教会前の広場は映画の撮影などにもよく使われている 場所だそうだ。教会内部には大きな宗教画がいくつも描かれている。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会から大運河を離れて小さな運河沿いを気ままに散策。
袋小路になることは無く、どこを通っても行き止まりなく迷路を楽しんで歩き続けることができる。
運河と小径が入組み、どこをどう撮っても見所になる、魅力満載の街並みだ。
雑貨屋さんも多く、女性がレジの横で手作りしている小さな店でガラス細工のお土産を買う。
~ペンダントトップ、ネックレス、イヤリングなど。
アカデミア美術館の前にある大運河沿いのレストランで遅い昼食。 ピッツアマルゲリータを2枚頼んで、大きさに恐れをなし1枚に注文変更したらすごい剣幕で怒られた(でも結局は注文変更を聞いてくれた。グラツィエ!)。 アカデミア橋を渡って対岸に戻る。サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会が正面に見えている。
さて、締めはやっぱり高いところ、ということでサンマルコ広場の鐘楼に登る。 エレベーターで登り、ベニスを一望できる。
ここで疲れた2人と別れてサンマルコ運河沿いにホテルダニエリの辺りまで歩く。
人出が多くてどこもにぎやか。パフォーマーがたくさんいて、
サン・ザッカリアの広場に寝ていた酔っぱらいの男は真に迫る。
帰りにサンマルコ広場のカフェ・フローリアンをのぞきに寄ったらちょうどピンクフロイドのコンサート準備をしていて、メンバーの移動に鉢合わせ。ブレてしまったがデヴィッド・ギルモア(だと思う)を激写。コンサートは今晩と明日の2回開催らしい。
ホテルに戻り、部屋のテラスでサンタマリア・デッラ・サルーテ教会とサン・ジョルジョ・マッジョーレ島をバックに写真撮り納め。
今日はホテルのダイニングで夕食だ。
ロビー階の運河に面したアウトドアのテラスで食事。
風があり寒いがパスタもメインの料理もワインも美味しい。
夕食後は頑張ってサンマルコ広場の夜景鑑賞に繰り出す。 ピンクフロイドのコンサートが21時開演なので様子が見られるかと思ったが、 遠巻きに広場をガードしていて視界は完全シャットアウト。音だけ楽しめる状態だった。 ピンクフロイドはポンペイ遺跡でもライブをしたそうで、世界遺産ツアーかも。 寒いのと眠気も出てきて、ホテルに引き上げる。よく歩き回った一日でした。