イタリア4日目

テベレ川とバチカン市国
エマヌエーレ2世記念堂

 今日もしっかり6時半起床。 日本では長野県知事選で田中知事が敗れたようだ。 京都は連日36度以上のうだる夏の暑さらしいが、こちらは快適(むしろ寒い程)。
 今日は懐かしのローマ観光へ。サンピエトロ大聖堂、ベネチア広場、フォロ・ロマーノを車窓に見ながら 気分はすっかりローマっ子。

 ローマ

コロッセオ外観

 コロッセオ
 超特大の4階建てアリーナだ、なんせでかい! グラディエーターの格好をしたコスプレが廻りを闊歩している。 以前はこんなのいなかったぞ。 強烈な日差しを避けてコンスタンチヌス帝の凱旋門前で記念撮影。 (この門は作家不足であちこちから彫刻を集めてきて出来たとかで、 新作のものは僅からしい。)

コロッセオ外観 コロッセオ内部 コンスタンチヌス帝の凱旋門

真実の口
撮影待ちの列

 真実の口
 こちらも30年ぶりの訪問。教会は工事中だが、真実の口は大人気で入口からずらり行列。 行列の次の人がシャッターを押してあげるのがルールになっていた。 10月からのこのツアーでは真実の口は行かないようで、今回が最後のチャンスだったみたいだ。

パンテオン外観

 パンテオン
 神秘的な空間、頂点の空洞は直径9mもあるそうだが、そんなにあるようには見えない(それほど内部空間が大きいと言うこと)。 教会として利用する名目で破壊を免れたそうだが、象徴的な空間性からはやはり神殿の方がぴったりくる。バチカン美術館の絵画で活躍していたラファエロの墓もここにある。

パンテオン外観 パンテオン天井の頂点 パンテオン内部

ナボーナ広場のバンドマン

 ナボーナ広場
 バンド、パフォーマーが出てローマ屈指のにぎやかな広場。 ローマの中心地で周辺のアパートは一番の高値とか。

スペイン広場(階段の上から)

 スペイン広場
 オベリスクが工事中で残念だった。ここも人がいっぱいで暑い。 待ち合わせ場所などに使っているのか。(実は夜の方がもっと混んでいた)

トレビの泉

 トレビの泉
 小銭を投げるときにお財布を出すのが危険ということなので、 小銭を準備してから泉に向かう。
大混雑でシャッターを押している間もスリに注意。 スケールが大きくて、超広角レンズでも写りきらない。

ナボーナ広場のバンドマン スペイン広場(階段の上から) トレビの泉

 バチカン

サンピエトロ大聖堂のクーポラからの眺め

 ツアー解散後ホテルでタクシーを呼んでもらってサンピエトロ大寺院に向かう。 広場のガードの石でプロトレック(腕時計)をガリッとこする~記念の初傷。 エレベーターでクーポラの始まりまで登り楽をする。 そこからサンピエトロ大聖堂のフロアを望むとものすごいスケール感。
 クーポラの中を初めは斜め、その後折れ曲がり階段、最後は人一人が精一杯の狭い 螺旋階段で登る。 その段数は320段、けっこう足にくる。 出ましたクーポラの最上段、顔に当たる風が心地良く、 ローマ、バチカンの360度眺望を満喫する。
クーポラから降りて、大聖堂を観光。スイスの傭兵の制服がとてもカラフル。

大聖堂の豪華な内観
大聖堂の上からの眺望 カラフルな制服の傭兵

 ローマ

夕暮のサンピエトロ大聖堂
オリンポのディナー

 夕食はバルベリーニ広場のホテル・ベルニーニ・ブリストル屋上のオリンポまで タクシーで出かける。 昨夜のカラカラ浴場跡が寒かったので屋内の席に座っていると、女性マネージャーが 外の席がベストと強く勧めるのでガーデンテラスに移動する。 サンピエトロのクーポラが市街地で頭一つ飛び出ている。暮れなずむローマ市街を 眺めながら食事を楽しむが、夜景へと刻々変わる景色が素晴らしい。
 パスタ、メイン(牛)のコース料理で22:50頃まで屋外のガーデン席でゆっくり食事。 ワインはやや癖のあるローマ地方の赤ワインを選択。 バカンスのせいか、ウエイター不足でワインをなかなかついでもらえなかった。 (これはミラノでも一緒で、このシーズンはどこも一緒なんだろうか?) ガーデンテラスの風は寒く感じる。 昨日のオペラといい、イタリア人とは寒さの感覚が違うんだろうか。
 時間が遅くなったのと疲れで、ライトアップの街歩きとジョリッティのジェラートは 次の機会(あるのか?)に繰り延べることにして、今夜はおとなしく休むことにする。