ブルージュ(BRUGES)
12世紀に栄えた中世の街。ヨーロッパで最も美しい街の一つ。教会、中世の家並、町中を巡る運河など屋根のない博物館とも呼ばれる。
街の中心部から北海まで14kmの距離であり、中世は商業の街として栄えていた。当時パリやロンドンと並ぶ大都会。鐘楼の上から北海に延びる運河とフランドルの平原が見渡せる。
レンガ積みの外壁、急勾配の切妻屋根、階段状のケラバ面。そしてチリ一つ落ちていない清潔さがとても素敵な街である。夜になるとショーウィンドーにライティングをして一段と綺麗な表情を見せてくれる。
ブルージュとは「橋」の意味BRUGGEのフランス読みで、その名のとおり橋と運河が多い。
運河の周りを花で飾り、落ち着いた雰囲気の中に華やかさを添えている。
流れの非常にゆるやかな運河である。水面に映る橋と建物のシルエットが美しい。年によっては冬場に運河が凍結する事もあるそうだ。
市の中心マルクト広場。石畳の広場をネオ・ゴシック様式の州庁などが取り囲む。 ベルギーの街はこのような広場(グランプラス)を持っている。 マルクト広場を囲む観光客相手のレストラン。レンガの壁にも花の飾り付けがよく似合う。ムール貝、海老などの海の幸とベルギービールが売り物の庶民的な店が多い。
運河沿いに佇む静かな街並。けばけばしい看板や電柱などの無い、澄んだ風景である。 アンチックショップの飾り付け。細かく積んだレンガは本当に手の込んだ造りだと感じさせる。窓の脇の金具は梁を固定している構造部材にデザインを施した物と思われる。
湖のほとりに佇む水車小屋。「愛の湖」と名づけられたこの辺りは、遊覧馬車の行き交う観光の名所でもある。
レンガの壁の角に彫り込まれたマリア像。レンガの上を白く塗っている建物は珍しい。
とても大きな内開きの玄関ドアをサッシと合わせて真っ赤に塗ったモダンな建物。鮮やかな色使いは伝統への反逆とのこと。こちらの住宅は一階のレベルを少し上げて半地下をつくっている。
窓辺を飾る花の装飾。大きめの白い窓のトリムが建物のアクセントになっている。
幅1.5M 高さ3M はあろうかと思える内開き玄関ドア。ドアの右袖に呼び鈴、右下に靴の泥落とし用の金具。外壁はレンガだが、ドアの枠は石でできている。